日時：１９９９年１１月２６日

　　　　　　二岐山を東側より望む

小名浜（福島）で下船となったので、そのまま家に帰ったのではもったいない。

福島県の山を登ろうということになる。

今回の１０ヶ月の海上生活は、非常に忙しく（わが社で一番忙しい船ではないだろうか）

ジョキング等のトレーニングをほとんどしていない。

全行程３・４時間で上り下りが出来て、いい温泉のある所ということで、

いろいろ探した結果がこの二岐山である。

別名「乳房山」とあるらしく、東方から山を眺めるとそのように見える

双耳峰だ。

１１月も終わりに登ったせいか、誰にも会わず、寒々とはしていたが、

ブナの森をひとり歩くのはなかなか「おつ」なものであった。

中腹より雨となり、山頂では横殴りの吹雪となる最悪のコンディションでは

あったが、楽しめた山であった。

山麓の二岐温泉は千年の歴史を持つ秘湯である。

大和館という旅館に２泊したが、透き通るような石膏泉の温泉で、心身共に

リフレッシュできた。

また、当館の若主人は山男で、「二岐温泉周辺ワンディ・ハイク」という

地図付きのパンフレットも作成されており大変参考になった。

コースタイム

０９：００　大和館発（当館の自動車で）

０９：１５　登山道入口着(御鍋神社近く)

１１：００　二岐山（男岳）山頂着

１２：１５　岩岳分岐着

１３：１０　大和館着

参考資料：「アルペンガイド　東北の山」山と渓谷社

　　　　　「うつくしま百名山」福島テレビ（株）