「超秘湯とたおやかな八甲田山巡りの旅」

八甲田ロープウェイ山頂駅より右端「八甲田・大岳」を望む

まず八甲田の時系列的報告をします(^_^)

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件名   Sd: 04/14-16 八甲田山 [BC]

集合   A: 04/13 21:15 JR八王子駅北口東・京王プラザホテル前

A':04/13 23:05 JR大宮駅西口そごう向かい

     13日夜は仙台あたりのSAで仮眠予定であったが、結局八甲田へ

     直行(07:15着)し、11時頃まで仮眠。

     B: 04/14 12:25 八甲田ロープウェイ下

コース  4/14 13:40 八甲田ロープウェイ山頂駅→(八甲田温泉コース)

14:40 八甲田温泉バス停着

        15:10 田代元湯入口発

        15:40 田代元湯着&宿泊

          (廃屋とは言え、ボランティアの手によって綺麗に

           手入れされていた)

     4/15 08:15 田代元湯発

  10:30 酸ヶ湯温泉発→(大岳環状コース)

     12:00 仙人岱ヒュッテ着

        13:00 同ヒュッテ発→(地獄沢を引き返す)

13:30 酸ヶ湯温泉着

      4/16 08:05 酸ヶ湯温泉発

09:20 八甲田ロープウェイ山頂駅発→(宮様コース)

       10:25 酸ヶ湯温泉着

11:20 八甲田ロープウェイ山頂駅発→(田茂やち岳南斜面〜

           ダイレクトコース)

       12:30 八甲田ロープウェイ山麓駅着

       13:10 解散・八甲田ロープウェイ山麓駅発

        21:10 JR大宮駅着

22:50 八王子着

装備   4/14 夜食(各自で用意、暖かいものが良いでしょう)+α

      4/15 昼食(おでん&うどん等各自で用意)

       ティーブレイク時のお菓子等、ハ゛ーナー&コッヘル

       テント&シュラフ(ない人は増島が貸し出しのため要連絡)

       その他通常のBC用の装備(ゆきうさぎHP参照)

        ビーコンとゾンデ

備考   増島携帯 TEL 090-2761-1836

   自宅 TEL 0426-24-7692

    (参考図書)

     2万5千図「酸ヶ湯」「雲谷」「八甲田山」「田代平」

     山と高原地図4「十和田湖、八甲田、岩木山」

    「山スキールート図集2」白山書房

   「東北山スキー100コース」山と渓谷社

八甲田スキールート図(観光協会作成)

参加者  増島@八王子  A

     上野@増島の友人・横浜 A

     若林@酒田 B

     田所@相模       A

     今西@佐倉       A'

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 今回のツアーを一言で言うと

「超秘湯とたおやかな八甲田山巡りの旅」と言えそうです。

 

> 若林@酒田です。

> 4/14(土) 12:30集合だが9:00に八甲田ロープウェーに到着。

> 残雪期における「田代元湯」のルートファインディング,

> 建物の存続,所用時間などが不明なので、あらかじめ一人で

> 下見することにしました。

本当にご苦労様でした。

おかげで私たちは、全くルートファインディングせず、

難なくあの「超秘湯」とでもいうべき「田代元湯」に行けました(^_^)v

(通常初めての場所への雪山行というのは、ルートを見つけるのが

大変なのです)

 

> 写真,ビデオを撮りながら想像以上に緩やかな斜面をのんびりと下ります。

> これは[BC]としては非常に易しいコースでしょう。

14日は「八甲田温泉ルート」を滑って来ました。

天気は「ピーかん」最高です(私はしっかり日焼け止めを塗りました)

ロープウェイ山頂からほとんど登りなしの5.3Kmダウンヒルコースです。

(ちょうど1時間で滑り降りてしまった)

そこそこの斜面が続くものと思い、期待で胸が高鳴っていたのですが、

予想に反して、楽しく滑れる斜面は約2割、後は思い切りXCレベルの

斜面でした。これだったら[BC]でなく[XC]だったねーと皆で話しました(^_-)

 

> 下見の結果、建て屋はしっかりしていたのでテント不要と解っていたのに、

> なぜか完全縦走装備。言わずもがな、ほとんどが酒とつまみ。

> 恐ろしい死の行軍となりそうでした。

飲み過ぎで、翌日きびしい登りとなった人もいたような、いないような(^_-)

 

> 朝すれ違った方が、こうして日々手入れされているからこそ、今日でも

> この名湯は朽ちることなく存在しているのだな、と感謝することしきり。

この佐々木さんという方が、私たちが行く前に大分掃除して

くれたらしく、私たちは到着後、掃除もせずに

この名湯にどぼんと入り、至福のひとときを過ごせたのでした。

感謝!!!

 

> 上野さん曰く、「長い間生きてきたけど、こんなにいいことは

> 無かったなぁ〜(しみじみ)」(うろ覚え)

そうね。5●才の上野さんの言葉は、重みがありますね。

でも、皆そのような気持ちだったのでは、ないでしょうか。

なにか、とても気分がハイになっていたような気がします(^_^;)

 

> 田所@相模です。

> ロープウェイ山頂駅から大岳などの山をピストンで楽しむ方が

> 時間的に効率が良さそうですね。

そうですね、私も同感。

次回は「山頂駅〜大岳〜赤倉岳〜箒場岱ルート」なぞを

思い描いていますよ。

超秘湯「田代元湯」露天風呂でくつろぐ至福の時

 

さて、ここからは、15日からのRPです。

14日夜雨が降りましたが、15日朝はまたもや「ピーかん」

しかし余りにも「田代元湯」が良過ぎて、皆「朝湯・朝酒」状態です。

結局酸ヶ湯を出たのが、予定より1時間遅れて10:30。

天気予報は「晴れのち雨」、八甲田大岳頂上付近はなんとなく、

ガスもかかっています。

 

今日は「大岳環状ルート」を登って滑るツアーです。

硫黄岳の北を巻きながら、大岳に登り、大岳西方の斜面を滑り

酸ヶ湯に戻ってくるコースです。

 

ところが、地獄沢の源頭を詰める辺りから、空は一転にわかにかき曇り

雪が降ってきました。

12時となったので、仙人岱ヒュッテで昼食を取りました。

 

食事も終わりさあ、出発!と思いきや、

外は猛吹雪、視界は約30Mくらいになってしまいました。

ヒュッテで昼食を取る前まで、しっかり見えていた大岳もまったく

見えなくなりました。

このまま待っていても天候は回復しないと判断し、

大岳へ登るのを断念、先ほど来た斜面を戻ることにしました。

(ああー、地形図を見ると大岳北方と直下西方の斜面は

滑りごたえがありそうだったのになあ(~o~)、残念)

 

90分かけて登ったコースも滑りは30分弱。

後は酸ヶ湯温泉モードです。

噂に名高い混浴の「千人風呂」(千人が一度に入れると言う比喩から、

実際には400人程度と言われる)に入りました。

女性陣はおばーちゃまクラスがちらほら入っている程度でした(^_^)

 

(2回目に入った上野氏曰く「入ったらよー、おばちゃんが多くて

オレも思わず胸を隠しちゃったよおー」)

 

宿泊料1万円なりの食事はどんなもんぞな、と期待の酸ヶ湯料理。

そこそこのものが出ました。

酸ヶ湯ならではの「しみ豆腐」やらプリンとした「えび刺」等

美味しかったですなー。

 

(ここ酸ヶ湯には、通常の旅館スタイルと別に素泊まりがメインの

「湯治部」という宿泊スタイルがあり、1泊約3000円のクラスも

ありますよ(^_^)リーゾナブルに泊まる場合はこちらの選択肢も

ありです)

 

そして最終日の16日、出来ることなら、欲張って滑りたい。

という皆の総意を汲んで、ロープウェイを2回利用し、

宮様ルート(ほんとどXCレベル)と

田茂やち岳南面〜ダイレクトコース(BC〜ゲレンデ)の

2本を滑って、このツアーを終了しました。

 

大岳登頂は果たせなかったけれど、

たおやかな八甲田の雪景色を楽しめ

超秘湯というべき「田代元湯」と「酸ヶ湯」

でどっぷりと温泉に浸かり、思い出深いツアーでした(^_^)

 

(八王子〜八甲田(10時間弱)の車の移動は

結構しんどかったですね)

 

ただリーダーとして参加の皆さんに一言。

 

5人が時として、2・3のグループに分かれてしまい

ながら行動することがありました。

ツアー時はあくまでグループで行動することを念頭に

おき、一番遅い人のペースに合わせることが肝要と思います。

釈迦に説法的な言い方で恐縮ですが、

そこのところを今一度熟考お願いいたします。

 

最後になりましたが、

田代元湯の下見までしてくれた若林さん、

重い荷物(酒&電池式ランタン等)を

担いでくれた今西さん、

往復共、運転を手伝ってくれた今西&田所さん

そして、元湯の露天風呂を掃除してくれた上野さん、

皆さんお疲れさまでした。

また、お会いしましょう!

 

●追伸

> あ、万難を排して行けば良かったと思っているあなた!

> あきらめてはいけません。まだ、田代ダムが完成してこの貴重な

> 名湯が永遠に失われるまで、あと少し猶予があります。

> 私が来年も酒田にいたら、また行くカモ?

 

私も来年は、あの大岳にぜひ登りたいと思っています。

(また、田代元湯にも入りたい!)

また、来年も八甲田でお会いしましょう(^_^)/~

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若林@酒田です。

 

先程、八甲田雪中温泉行軍(?)より無事帰還いたしました。

リーダーの増島さんを初め、上野さん、田所さん、今西さん

のお陰で忘れ得ぬ山&温泉行となりました。

明日から忙しくなるので今夜のうちにできるだけレポートします。

 

4/14(土) 12:30集合だが9:00に八甲田ロープウェーに到着。

残雪期における「田代元湯」のルートファインディング,

建物の存続,所用時間などが不明なので、あらかじめ一人で

下見することにしました。

 

地形図と昨夏に来たときの記憶を頼りに30min。

その廃屋と湯は健在でした。初めて訪れた時の感動が蘇り、

「これぞ真の秘湯だ!」と心の中で叫んでしまいます。

 

皆さんをお連れするのが楽しみで心躍らせながら来た道を登り返すと、

スノーシューの男性が下ってきました。挨拶して、前回感動したので

今回は仲間と再訪すると伝えると、この方はほぼ毎週来ているとのこと。

ここをボランティア的に維持してくださっていると思われたので、

お陰様で最高の状態で湯に浸かれました。と礼を言って別れました。

 

12時、ロープウェー駐車場に戻って皆さんと合流。

願ってもない天気の中、一気に山頂駅へ。

赤倉,井戸,高田大岳の素晴らしい展望が私たちを待っていました。

写真,ビデオを撮りながら想像以上に緩やかな斜面をのんびりと下ります。

これは[BC]としては非常に易しいコースでしょう。

 

3時には増島さんの車に戻り、各自の宿泊装備をパッキング。

下見の結果、建て屋はしっかりしていたのでテント不要と解っていたのに、

なぜか完全縦走装備。言わずもがな、ほとんどが酒とつまみ。

恐ろしい死の行軍となりそうでした。

 

初めは気持ちの良い雪原ですが、林道、林間、狭い尾根と続き、

川に向かって急な斜面を降りて雪のアーチ橋を渡ります。

そして川べりの斜面をトラバースして緊張感がピークに達した時、

今にも落ちそうな吊り橋を渡ります。もちろん一人づつ。

 

川に面した田代元湯「やまだ館」の浴舎は鄙びの極致とも言うべきもので、

源泉を床下に持ち、別源泉の露天もすぐ隣にあります。

この露天を見て目を疑いました。朝に訪れたときは湯の花や木の葉が

底に堆積しており、そう簡単に掃除できる代物では無かったのです。

朝すれ違った方が、こうして日々手入れされているからこそ、今日でも

この名湯は朽ちることなく存在しているのだな、と感謝することしきり。

 

飯も後回しで早速入湯。気に入っていただけたようで、実に嬉しく

思いました。上野さん曰く、「長い間生きてきたけど、こんなにいいことは

無かったなぁ〜(しみじみ)」(うろ覚え)

 

さて、内湯のすぐ脇の旧脱衣所で夕食です。

出るは出るは、おでん+うどん,もつ煮+うどん,ハム,山菜おこわ,

カルビクッパ,粗挽きソーセージ+つぶマスタード・・・・

ビールに始まって大吟醸,ワイン,梅酒,じょっぱり,ブランデー・・・

 

ゆきうさぎ恒例の全員が全員分の酒とつまみを持ってきたけど

食ってしまえ〜状態でした。今西さん曰く、「2kg太った(at酸ヶ湯)」

 

ビール片手に夜の露天を楽しんでいると、いつしか雨に。

秘湯は久しぶりに、賑やかな夜を迎えた様です。

 

もう眠くなってきましたので、この辺で失礼します。

翌日〜の分はどなたか、続けて下さいませ。

この日の補足も宜しく!(もっとスキーの事を書け、とか)

 

あ、万難を排して行けば良かったと思っているあなた!

あきらめてはいけません。まだ、田代ダムが完成してこの貴重な

名湯が永遠に失われるまで、あと少し猶予があります。

私が来年も酒田にいたら、また行くカモ?

 

P.S.各自のデジタル写真を私宛に送って下さい。640*480程度希望

Best SellectionにしてHomePageにアップします。

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田所@相模です。

 

八甲田お疲れ様でした。

貴重な体験をさせていただいた皆さんに感謝します。

私からのレポートですが、仕事中なので手短に・・・

 

初めての八甲田にはブレーキがかかりまくる悪雪と

映画の八甲田のイメージとは程遠い斜度の無い山に苦戦しました。

私が持っていったのは幅広のカービング板で

雪面にペットリ貼りついてしまい、

スキーどころではありませんでした。

歩くのも、滑るのも辛かった・・・。

完全に道具の選択ミス。初めての所は難しいですね。

     田代元湯近くの森を歩く

 

八甲田温泉ルートと宮様コースを廻ってから解ったのですが、

ロープウェイ側に降りるゲレンデルート以外は、

ほぼクロカンで廻れるような平坦なコースなんですね。

今度はパウダーシーズンにも行きたいです。

しかし、パウダーシーズンでもダイレクトコースのような

ゲレンデコース以外は斜度が無く、下りのラッセルになりそう。

八甲田は用意されたコースをなぞるよりも、

ロープウェイ山頂駅から大岳などの山をピストンで楽しむ方が

時間的に効率が良さそうですね。

田代元湯と酸ヶ湯温泉は最高でしたよ。

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こんちわ!増島リーダーの悪友上野です。

まずもって、今回の八甲田山行を楽しく快適な環境で同行いただいたパーティーに心

から感謝!ありがとうございました。

 

例年にない週末山行が続いて、家族から見放されぎみの昨今ですが、そんな気まずさ

をよそに、ここ数年の懸案だった八甲田山行が実現したことに万歳!前回は25年前

の5月連休のことでした。

そのシーズンにスキーを覚え、消えゆく雪を追って八甲田山まで出かけた記憶が少し

ずつ蘇ってくる、そんな郷愁を感じさせてくれた旅でもありました。

 

ハイライトは何といっても秘湯「田代元湯」。7年も前に廃屋になった建物とは思え

ない佇まいに感心することしきり。豪雪の谷間でなぜ崩れ落ちないのか不思議なほど

です。前出の佐々木さんらの隠れた愛好家が、来るたびに少しずつ手を入れ、密かに

愛し続けている様子をそこ、ここに感じ入ることができる浴舎です。博愛精神豊かな

若林さんにして「できれば誰にも教えたくない秘湯中の秘湯」と言わしめるほど、魅

力に満ちた温泉であると同時に、大切に扱わないとすぐにでも壊れてしまいそうな危

うさを合わせ持つ温泉といえるでしょう。まだ見ぬ皆さま方も行かれるときは心して

お願いします。

 

予報ではあまり良くない3日間でしたが、15日午後を除いて快晴に恵まれ幸せでし

た。ただ、その悪天候が大岳登山のタイミングだったことが何とも残念でした。ま

た、あれほど急激な天候の急変を久しぶりに味わいました。30分前にはTシャツで

汗をかいていたのに一転、風雪に閉ざされ体温を急速に奪われる。この時期、天候が

良くても決して軽装で入ってはいけないことを再認識させられました。

リーダーは定評の雨男、今回も大半は…、と覚悟していたものの他のメンバーの力が

勝ったか、リーダーの力が弱ったかについては次回の山行が証明するでしょう。

 

 

新雪大好きな田所さんは、15日午後から16日夜半にかけて降った雪に歓喜!張り

切りすぎて軽い腰痛でしたが、まずはともあれ、全員無事に帰還できたことを喜んで

います。

今回も?今西さんはじめ皆さんには運転をお任せしてしまいました。

私としてはまったく運転する気がないわけでなく、次回、機会があれば「社長の運転

手」といわれるテクニックを披露したいと思います。ありがとうございました。

今後、5月連休の八方尾根を終えると、私はトライアスロンモードに入ります。また

会える日を楽しみにしています。

 

    八甲田環状ルートから見る大岳 

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今西@佐倉です。

 

八甲田から戻った次の日からいきなりAM2:00まで仕事!

体が持たなくて昨日はメールを開けず、

ようやく今メールを開きました。

 

言いたいこと全部、皆さんのレポートにかかれてしまいました(^^;)

たしかに八甲田は重いダウンヒル板ではつらいです。

 

ただ個人的には、八甲田は自分のテレマークの原点であり、

1年前にこのスキー場に出会わなかったら、

多分テレマークをやっていなかったでしょう。

そんな場所にテレマーク1stシーズンに訪れることができてうれしく思います。

それもこれもこのゆきうさぎMLのおかげです。

 

大岳は残念だったですが、温泉はほんとに最高でした

(若林さんに感謝です!)

 

FT−1については今しばらくお待ちください。

たしか藤倉化成(ゴム?)ですよね、増島さん。

がんばって安くしてみます。

 

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以上

 

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